先だってリリースされたEP『Tuen Right and Right Again』はFour TetことKieran Hebdenをミキサーに、audiobooksのブレインにしてFrank Ocean、The xx、Caribou、David Byrneとのコラボで知られるDavid Wrenchエンジニアに迎えた超傑作であったが、今作はバンドメンバーによる完全セルフプロデュ―スだが、そもそも非常に熟練した有能なプレイヤーたちによるインストゥルメンタル・グループであり、ここにあるすべての音があるべきところで鳴らされ、不足も余剰もない、まるで伝統工芸の様なポストロック(+クラウトロック)アルバムに安定の着地。Stereolab、Tortoise、NEU!、Yo La Tengoのいずれかに心酔したことがある方ならばぜひ手に取って欲しい一枚。
Tracklist:
A1. Concrete Barges on the Banks of the Thames
A2. Lab Coats
A3. When Do We Start Fighting?
A4. We Can Still Win This
B1. In a Magic World, Then Yes
B2. John X Kennedy
B3. Consistent Effort
B4. The Dogs Are Barking Again