〈House Anxiety〉からリリースしたデビュー・アルバムが「2021 ARIA Music Awards」で4冠を奪取、アナログは現在余裕の万越えでお馴染み、オーストラリアのGenesis Owusuの2ndアルバム。ジャズ・ファンク、ポップス、パンク、ソウルを融合させる大陸的イマジネーションの大爆発は全盛期のPrince程にワイルドでアヴァンギャルド。今作はカフカの『変身』、ベケットの『ゴドーを待ちながら』ら古典文学から多大な影響を受けたそうで、実存的不安、不条理、ニヒリズムをクールでハードなパンクソングに変形させ叩きつける。だが最高の瞬間はバラード"See Ya There"、フュージョン・ファンク"That's Life (A Swamp)"に訪れる訳でこりゃもうほんとに痛快。Yard ActもSlowthaiもLouis Coleも嫉妬に狂う怒涛の全10曲、インディーショップ限定クリアヴァイナル。
Tracklist:
A1. Leaving The Light
A2. The Roach
A3. The Old Man
A4. See Ya There
A5. Freak Boy
A6. Tied Up!
B1. That's Life (A Swamp)
B2. Balthazar
B3. Stay Blessed
B4. What Comes Will Come
B5. Stuck To The Fan