Sufjan Stevensのリリースでお馴染み〈Asthmatic Kitty〉からデビュー、5枚のアルバムを残した後〈RVNG Intl.〉、〈4AD〉と名門レーベルのみを渡り歩くHelado Negroの8thアルバム。2009年のデビュー・アルバム『Awe Owe』から一貫して、エクアドルの伝統を反映したラテンのトーンとアート・ポップの折衷的な作品を作り続けてきたが、今作はSalvatore MatiranoのSAL MAR(ヴィンテージのアナログ・オシレーターで音を生成するシンセサイザー)との出会いが決定的だったようで、その複雑で自在で心地よいサウンドはHelado Negroの郷愁と実験性にピッタリとはまり込んでいる。それにしても、金や名誉や政治のためではない、魂から沸く音楽というのは本当に時代を問わないものなんだと彼の作品を聴く度にいつも思わされる。限定カラーヴァイナル。
Tracklist:
A1. LFO
A2. I Just Want to Wake Up With You
A3. Best for You and Me
A4. Colores Del Mar
A5. Echo Tricks Me
B1. Out There
B2. Flores
B3. Wish You Could Be Here
B4. Es Una Fantasia