Cousin Kulaの時もSession Victimの時もToneの時も言っているが、「2022年のRhythm Section Internationalはヤバい!!」という思いを集約するような作品が現れてしまった。彼女の名はKlein Zage、シアトル出身、ロンドンを経由してNYを拠点に、創作のみならず既にレーベル〈Orphan〉の創立者として活躍する才女。前日譚となるシングルでは80~90sのハウスやテクノ、UKGを彷彿とさせるプロダクションによるダンストラックだったが、このデビューアルバムではダンスミュージックの範疇に留まらない、まるで『Kid A』の如く際立つソングライティングとアンビエンスがあまりに美しいAlt-Pop作に。トラックメイカーとしてだけでなく、作詞家としてのキャリアをも決定づける瞬間が刻まれた9トラック。もう一度言いますが2022年のRhythm Section Internationalはヤバすぎる。
Tracklist:
A1. Sand
A2. Bored With You
A3. Accept Me As I Am
A4. Make Me Better
A5. Bored, With You Interlude
B1. Prince
B2. In The Gaze
B3. Feed The Dog
B4. For My Friends in Lewisham