漆黒の地ブリストルにて産声をあげた4人組LICEの2ndアルバム。ブリストルサウンドならではの暗黒感、ボーカル、歌詞、インスト、エフェクトのすべてが一体となってフィクションと現実の境界線を曖昧にする彼らの奇妙な「映画的」演出は非常に高度であり、それでいて魂はハードコアそのもの。今作は3つの楽章で構成されており、要約すると「子供が成長するにつれて打ちのめされ、最も基本的な概念を揺るがすことによって自分自身への理解を深め、最終的に自分自身と周囲の世界をよりよく理解できるようになるというもの。」だそうで 、なるほどフロントのSilasが制作時に哲学書に没頭していた事がありありと刻まれている。考察すればするほど興味深いアルバムなので是非歌詞など手繰ってみてください。
Tracklist:
01. Unscrewed
02. White Tubes
03. Red Fibres
04. To the Basket
05. Wrapped in a Sheet
06. Scenes from the Desert
07. Mown in Circles
08. Fatigued, Confused
09. Third Time at the Beach
10. The Dance