現代最高峰のソングライターであり変幻自在のアーティストMitskiの7thアルバム。これまでチェンバーポップ、ギターロック、シンセポップと変遷を重ねながらもつど名作を生み出してきた彼女曰く、「今作は私にとって最もアメリカ的なアルバム」だという。確かに原点回帰的だし、60年代後半から70年代前半にかけてうまれたカントリーやフォークの愁いを存分に帯びてはいるが、「アメリカンドリームの光と闇」を描き続けるMitski固有のタッチが成熟したスキル、非の打ちどころの無いメロディー、オーケストレーション、コーラスによって得られる味わい深さは筆舌に尽くし難い。時にKaren CarpenterやLana Del Reyを思わせる節があるものの、やはりMitskiはMitskiでしかない。これにはアーティスト(表現者)の鏡と言わざるを得ない「愛」の11曲。特殊ダイカットスリーヴの限定ロビン・エッグ・ブルーヴァイナル。
Tracklist:
A1. Bug Like an Angel
A2. Buffalo Replaced
A3. Heaven
A4. I Don't Like My Mind
A5. The Deal
B1. When Memories Snow
B2. My Love Mine All Mine
B3. The Frost
B4. Star
B5. I'm Your Man
B6. I Love Me After You