14歳の少女・Nell Smithがご存じ米ロック界の怪物The Flaming lipsとコラボレート、しかも全編Nick Caveのカバー。この狂った企画は元々The Flaming LipsのLiveでオーディエンス&パフォーマーとして参加していたNell(確か親父がLipsのファンでコンサートに連れて行った事がきっかけだったような)に目をつけた狂人Wayne Coyneの閃きに端を発しており、瞬時に才能を見抜いたWayneが「Nick Caveを聴いた事が無い」という理由からNellをフロントに立たせる事になったのである。「なったのである」、ってそんなの狂った話だけど、LipsならそれをYESにしてしまうのだからそら「怪物」と言われる所以なのである。Nick Caveの楽曲の核をLipsが支え、新たな息吹をNellが吹き込む、不思議な事にカバーアルバムとは思えぬ鮮度と完成度であり、このパートナーシップでもっと沢山のレジェンドのカバーアルバムを作って欲しいと思わせる全9トラック。
Tracklist:
A1. Girl in Amber
A2. Weeping Song
A3. Into My Arms
A4. O Children
B1. The Kindness of Strangers
B2. No More Shall We Part
B3. Red Right Hand
B4. The Ship Song
B5. We Know Who You Are