SAINT JUDE / SIGNAL

サウスロンドン発。22歳の若きプロデューサーJude WoodheadによるプロジェクトSaint Judeのデビュー・アルバム。元々はEzra CollectiveのDylan Jones 、 Nubya Garcia, ObongjayarのSam Jonesらと共にJazzの道を志していたが、後にダンスミュージックを主体としたDJに転向。がしかし、持病であり日常的に発症する「耳鳴り」に悩まされ続け、最終的にこのアルバムで聴かれる様なオルタネイティヴなスタイルに着地したそうである。King Kruleの初期作はもちろん、『Mezzanine』期のMassive Attack、あるいはFor Those I Loveを重ねてしまうのは必然だが、前述した多彩な音楽遍歴の賜物が随所に散りばめられており、デビューにして確固たるオリジナリティを発揮しているのは明らかである。ゲストにはDrug Store RomeoのSarah Downie他、リーズのSSW=Halina、ラッパーのLouis Culture、Trimmなどが参加しており、この異様で尊いディストピアックな世界を共に構築。控えめに言ってもはじめてリード"No Angels"を聴いた時はぶっ飛びました、「沼」そのものの様なアルバム私即Buy盤。

Tracklist:
A1. Does
A2. Halfway
A3. Late Summer
A4. Signal
A5. Barrel Of A Gun
B1. Signal
B2. No Angels
B3. Feedback Song
B4. What You Don't Want Me To Be
B5. Signal
B6. Rosa
B7. To Repel Ghosts