『天使にラブ・ソングを2』に出演していたキャシー・ナジミーと俳優・歌手のダン・フィナーティの芸能一家に生まれたSamia FinnertyことSamiaの3rdアルバム。Hippo CampusのJake Luppenが共同プロデューサーという時点で保証されたようなものだが、そぎ落としとブラッシュアップが絶妙で、HAIMやClairo、Michelleのような抑制された親しみ易いポップ〜フォークが敷き詰められている。そういう意味ではこのファウンドフッテージホラーみたいなジャケットと、『Bloodless』なるタイトルはいささが不釣り合いな気もするが、デビュー当時からSamiaはビジュアルに対するある種の強固なオブセッションがあり、それもまた彼女の魅力に他ならないのである。断言できるのはアルバムとしてのストーリーテリングは過去最高潮につきぜひ通して聴いてください。限定クリアスモークヴァイナル。
Tracklist:
A1. Biscuits Intro
A2. Bovine Excision
A3. Hole In A Frame
A4. Lizard
A5. Dare
A6. Fair Game
A7. Spine Oil
B1. Craziest Person
B2. Sacred
B3. Carousel
B4. Proof
B5. North Poles
B6. Pants
