退廃的なアバンポップ、錯誤的なグラムロック、扇情的なゴスパンクを現代的にミキシングしたグラスゴーの過剰楽団Walt Disco、小気味よいファンク調のリード"You Make Me Feel So Dumb"を耳にした瞬間からウィークリーベストは確定していたこれが2ndアルバム。前作『Unlearning』がパンデミック期の閉鎖感の中でレコーディングされたのに対し、今作『The Warping』は、LAやオースティン、ロンドンやグラスゴーまで大西洋を横断したセッションの賜物であり、Walt Discoたらしめる無二の様式美に解放感が宿っている。「完全に魅了させるか、完全に失望させるか。このバンドに中間は無い」とはメンバーFinlay McCarthyの談であるが、断言してこれまで彼らに失望させられたことなど一度だってない、もはや現代のQueen、David Bowieと言っても過言ではないじゃろう全12トラック。ニューアンセム"The Captain"が最高の最っ高です。
Tracklist:
A1. Seed
A2. Gnomes
A3. Come Undone
A4. The Warping
A5. You Make Me Feel So Dumb
A6. Pear
B1. Black Chocolate
B2. Jocelyn
B3. The Captain
B4. Weeping Willow
B5. I Will Travel
B6. Before the Walls