「昔はよかったが今は、、」という物言いはただのノスタルジーでしかないが、それでもバンバン人が殺されるスラッシャー映画が地上波で平然と放送されていた80年代は本当に素晴らしい時代だった。と、Weyes Bloodの神曲"Everyday"のMVを観て久々感動した。デビュー当時から神話、遺産、過去に自覚的だったNatalie Meringは70年代SSW(Carol King、Joni Mitchell)のソングライティングを用いてパラレルワールドを描く点に非常に長けている。Weyes Bloodの描くフィクション、虚構は、限りなく現実に及ぼす事のできる影響力を秘めたドリームポップの極北といえ、我々のイマジネーションをこれでもかと刺激し続ける。こんな大作を生みだした彼女にならマチェーテで斬殺されてもかまわない超傑作。DLコード付き。
Tracklist:
A1. A Lot's Gonna Change
A2. Andromeda
A3. Everyday
A4. Something to Believe
A5. Titanic Rising
B1. Movies
B2. Mirror Forever
B3. Wild Time
B4. Picture Me Better
B5. Nearer to Thee